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きゃー!出たー!赤ちゃん返り?


2019.3.11
和みメソッド

『五感にゴクゴク栄養を ♪』
UniOVOこどもの森 山永幹子です。

赤ちゃん返りでたあ!

今頃?え?なんで?今?
そんな風に感じることありませんか?

でも本当は、

その時を、
待ってくれていたのです。

どうやら、
ママの一大事には、

どの子も賢く応援団に
なってくれるみたいですよ。

ママが二人目さん、三人目さんを出産される度に、
同じ様なことが、
上のお子さんに起こっています。

親御さんは大抵、
下のお子さんを出産前には、

「赤ちゃんができて、寂しがらないかな?」
「嫉妬しないかな?」
「赤ちゃん返りしないかな?」
そんな風に心配されます。

不安に思いながらも、
無事出産を終えた後、意外と上のお子さんは、
その状況を自然に受けとめます。

年齢によっては、
親御さんの心配をよそに
「かわいい」って、
人一倍抱きしめようとしたり
愛情表現までしてきます。

実際、そうなのです。
初めは、とってもいいお兄ちゃん、お姉ちゃんに変身。

だって新しい存在が、
あまりにも未知で、びっくり

可愛くて、ちっちゃくて、
ご自分も幼いながらに、
赤ちゃんに魅了されるのでしょうね。

おむつ取ってあげたり、ミルクを支えてあげたりと、
お手伝いする度に褒められ、

新しいお仕事に大張り切りで大忙し。
好奇心ビンビン刺激されています。

ところが、三ヶ月も経つと、
お手伝いしても、ママもあんまり喜んでくれない。

来客のたんびに、、、みんなの中心は
赤ちゃん?

面白くない気持ちが
パンパンに膨れ上がります。

その頃、

ママの方はというと、
夜中の授乳時間も感覚が持てるようになり、
赤ちゃんが、
夜中でも三時間か四時間は
続けて眠ってくれるようになります。

ほんの少し、
ママが「ホッ」とした瞬間です。

なんでそれがわかるのでしょうね。
不思議です。

ママの心の音「ほっ」が聞こえた瞬間、
始まります。

突然、上の子がごねはじめるのです。

ママからしたら
「え?なんで?今なの?」
なんだけど、

若葉マークのお兄ちゃん、お姉ちゃんからしたら、
実は、その瞬間を
心待ちにしていたのです。

そうなると
想いが堰をきったように

赤ちゃんを押しのけてでも、

『本当は、自分を抱いて欲しい!』

『赤ちゃんの哺乳瓶ぶんどってでも自分が飲みたい!』

そんな本当の気持ちが爆発してきます。

おっぱいや人工乳などより
もっと美味しいものを知ってる
2歳、3歳でもです。

そして「うえ、気持ち悪い」
と思っても、

なんだか
『ぶんどりたい、ミルクだってぼくのもの!』と
思いたい気持ちになるようです。

でもそれは、

本当に不思議と、

ママがその爆発を、
受けとめられる体調になってからしか
起こらないみたいです。

ママが赤ちゃんに
1、2時間ごとにおっぱいを飲ませてて、
夜も昼もないような、
心底フラフラの時には、
たいがい起こらないのです。

産後直後のママから、
「先生、大丈夫でした。
スムーズにいいお姉ちゃんになってくれました。」

そんな報告を一ヶ月位で聞きます。

そんな時は、

「あのね、きっと来るよ、来るよ。
ママがちょこっとホッとしたら、

本当はさみしかったあ!って
爆発する時がくるからね。

それで普通だからね。
それを思いっきりさせてあげてねえ!」って

ママに
予告することにしています。

すると意外と
その気持ちの寄せ返しも、

ママが本当の気持ちに気づいて、
上のお子さんのお手伝いに、
丁寧に「ありがとう」を告げたり、

覚悟していて、上のお子さんの本当の思いも
ガッツリ受けとめてくれることで、

上のお子さんも納得し、
乗り越えていかれてました。

勿論、私たちの想像を
遥かに超えてくる爆発もありました。

それはその子の情熱、パワー、人間力。
裏返せばママへの愛情の強さ。
それを喜びましょうということで・・笑

このことは、赤ちゃんでも幼児でも、
『家族の一大事を知っている』
ということです。

家族の一員として、ちゃんと感じて、
ちゃんと役割を果たそうとしてくれているわけです。

そのこと
傍に居る大人が、
たった一人、

その小さな胸の頑張り
気づいていてあげれれば
いいのだと思います。