『五感にゴクゴク栄養を ♪』
UniOVOこどもの森 山永幹子です。
守ってね ♪
梅って
どんな香りがするかなあ。
春の風の中を
みんなでお散歩の帰り道
信号はみんなで
立ち止まる。
交差点から離れて、
歩道の中の方に入って
信号が変わるのを待っていたら
その角には
お馴染みの花屋さん
春を告げるお花が
いっぱい微笑んでいた。
みんなが
色とりどりのお花に見とれていたら・・・
後ろから
「まもってね、まもってね」
一人のひよこ姉ちゃんの
声が聞こえた。
そして握り合う
二人の手を
しっかり握り合わせて、
お友だちに優しく言い聞かせるように。
すると
もう一人のひよこ姉ちゃんも
二人づつ手を繋いでるみんなに
「まもってね、まもってね」
と、周りのお友だちに
ささやき始めた。
あっ、そんな。
「守ってね。お友だちを守ってね」
それは、お散歩の時の
お約束
勿論、
先生たちもみんなを必死に守ってる。
そして繋いだ手のお友だちを
「○○ちゃんが守ってあげてね。」
子ども達に、
そうお願いしてきました。
歩いていて
好奇心を駆り立てられたら
ぴょんぴょんと列から
離れたくなりそうな
まだ小さな子ども達も
お友だちのこととなると、
「うん、うん、わかった」と
ギュッと唇かみしめて
強くお友だちの手を
心で握りしめてくれてたね。
先生達が祈り、
ささやき続けてきた言葉
ひよこお姉さんから
聞けるなんて感激でした。
こんな風に
巣立ちの春を前にして
優しい思いを言葉に
行動にして見せてくれる
ひよこ組さん。
そして
その優しさからの行動を
交差点でも森の中でも
森の教室でも
発揮してくれています。
1歳のわかば組さんが
かけっこする時も
がんばれって応援しながら
思わず
「あっ 大丈夫?」って
心と足がかけだして
こうして
手を差し伸べてくれる。
なんて
素敵なお姉さん達。
3歳にして
慈しみの心を持ち、
優しさを
そっと行動に変えることが出来るなんて。
そんなみんなは
もう直ぐもうすぐ
幼稚園。
お別れはもうすぐ。
幼稚園の前に
こどもの森に
出会ってくれて
本当にありがとう。